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日向初カキ小屋オープン
日向市・細島商業港「海の駅ほそしま」隣に、常設のカキ小屋「かき寧(かきね)」(児玉荒種代表)がオープン(2016/6/17)。細島港で養殖されたイワガキをしちりんの炭火で焼いて味わうことができる。
「かき寧(かきね)」
日向市に新たな魅力が登場
「細島イワガキ」美味発信中
古来より東九州海道の玄関口として栄えてきた宮崎県日向市細島商業港。ひょうたん型をした天然の良港で平成23年より養殖がはじまった「イワガキ」が順調に生育し出荷時期を迎えています。
太陽と緑の宮崎県ならではの産物
- 東に太平洋につながる「日向灘」の黒潮が大海の栄養を運び込む。
- 西には杉生産日本一の森林を育てる「奥日向」のきよらかなミネラルたっぷりの水が注ぎ込む。
- 一年を通じて日照時間が全国トップクラス。降水量も多く温暖で快適な気候。
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細島イワガキとは
海と山の栄養が牡蠣を育てる
天然のイワガキの多くは外海に面した海域に棲息し5年ほどかけて成長しますが、天然の良港「細島商業港」は植物プランクトンが豊富で3年ほどで出荷が可能な大きさに育っています。
イワガキの産卵期7~9月に種苗生産をはじめます。ホタテ貝の殻に海中を浮遊するイワガキ稚貝を付着させロープに挟み込んで海中に吊るします。
イワガキは魚類とは異なり餌を与えて育てるのではなく、海水中の植物プランクトンを食べて育ちます。したがってイワガキにとって最適な環境づくりがとても重要です。
細島イワガキは平成23年から地元細島の漁業者児玉勇さんが宮崎県、日向市、日向市漁業協同組合と連携して試験養殖を始めました。
よくある質問
- Q:細島イワガキは一年中販売していますか? A:いいえ、例年3月下旬から8月頃までです。
- Q:どこで販売していますか? A:ほそしま海の駅で生牡蠣を販売しています。
- Q:1kgでどのくらいの個数がありますか? A:7個ぐらいです。
- Q:養殖している場所はどこですか? A:細島商業港内にイカダを組んでいます。
- Q:カキ小屋がありますか? A:期間限定でカキ小屋フェアを開催する予定です。
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三つの宝のお話
美々津をお舟出された神武天皇がこの地を通りかかった時、漁師から巨鯨に苦しんでいるという話を聞きました。
そこで天皇は、それを退治して村を救うと、武器に使った鉾を陸に立て「御鉾(みほこ)」として祀るようにと言いました。地元の人はたいそう喜び尊んで、 自分たちの土地を「鉾嶋(ほこしま)」と呼ぶようになり、現在の「細島(ほそしま)」という地名に変化したと言われています。
それから代々、細島の人々は、天皇がお守りくださったこの土地を大切に守り受け継いでいきました。
天皇が残した御鉾・・・それは、島を永代守るための、穏やかな海、途絶えるこのことのない脈々と流れる山、そして人の和という三つの宝。三宝庫(みほこ)。
天皇のご神威宿る、まさに恵みの宝の海で生まれたのがこの岩ガキなのです。
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細島岩牡蠣物語
日向神話によると、天孫ニニギノミコトは日向の笠沙(かささ)の岬で美しいコノハナサクヤヒメと 恋におちて結婚することになりました。
父親の海神オオヤマツミは、結婚するならコノハナサクヤヒメの姉イワナガヒメも一緒にめとるように言ったのでした。 そうしてめでたく結婚したのでありましたが、ニニギノミコトはイワナガヒメの容姿があまりにも醜かったため結局のところ父親のもとへ返してしまったのです。
悲しみに暮れるイワナガヒメは日向の海に帰り、大きな岩牡蠣の中にお隠れになりました。ひと時が経ち、イワナガヒメが再びイワガキの中から姿を現すと今度は世にも稀な美しい姫君に変わっていました。
日向の海では今も美味しい岩牡蠣が採れます。日向の人々は、外見はごついがフタを開けると美しくて旨い身が入っている岩牡蠣を美しく変身したイワナガヒメに重ねて大切に守っています。
画像協力:日向市観光協会、ひゅうがお舟出プロジェクト
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ほそしまカキ小屋フェア2014
地域の新たな特産品をPRしようと、2014年5月ゴールデンウィーク限定のカキ小屋をHOSOSHIMAまちづくり協議会主催で初めてオープンしました。海が真近な漁協水揚げ場の特設会場では手のひらサイズに育ったカキを自分で炭火で焼いて味っていただきました。
用意していた牡蠣が予想をはるかに超えるスピードで売り切れ、ご来場のお客様にご迷惑をおかけする程の大盛況でした。この反省を踏まえ養殖量を増やしております。今後の発展が大きく期待されています。
お客様からは「ものすごくおいしいね。これはいいわ、絶対うける」、「大変おいしかったです。地元にあるということを知って嬉しいです。多くの人に知らせたいです。」と嬉しい感想をたくさんいただきました。
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『ほそしま岩ガキうまいプロジェクト』
目的・目標
東九州自動車道の開通に伴い、流入人口を増加させるための仕組みの調査研究。イワガキ養殖、加工、販売等今後の展開について生産者、事業者、コーディネータの連携にて新しいビジネスモデルを検討・開発してゆく。日向商工会議所 平成26年度地域内資金循環等事業開発検討事業。
日向市の特性
日向市は重要港湾「細島港」を擁し、宮崎県における産業開発の拠点として重要な役割を担っています。さらに九州自動車道の日向インターチェンジの開通により、観光資源や農林水産物に新たな可能性に期待が広がっています。
「馬ケ背」「願いが叶うクルスの海」などに代表される美しい景観や、日本の渚百選に選ばれた「小倉ヶ浜」、日本の海水浴百選の「伊勢ケ浜」、サーフィンの名所として全国的に知られる「金ヶ浜」など、リアス式海岸と白砂青松の砂浜が織りなす海岸線。
平均気温が高く、日照時間や快晴日数が全国トップクラスの温暖で暮らしやすい気候条件にあり、降水量も多く豊富なで良質な水資源を有しています。
国民的歌人「若山牧水」など文化・歴史資源が豊富。神武天皇お舟出の地として知られる「美々津町」は江戸時代から廻船問屋等で栄えた港町。国の重要伝統的建造物保存地区に選定され古い町並みと建造物が大事に守られています。
神武天皇が鉾を立てられたことに土地の名前が由来する「細島(鉾島)」は、江戸時代の参勤交代の宿場町、東九州の玄関口として栄え、南九州各藩の屋号が残る家々が残っています。高鍋藩の御宿につかわれた旧高鍋屋旅館は「日向市みなと資料館」として当時の資料が多くのこされています。
細島商業港からつながる「日向岬」はリアス式海岸が美しく70m級の断崖「馬ケ背」や岩場がおおきな十文字の形どっている「願いが叶うクルスの海」など人気の観光コース。
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ほそしま岩ガキうまいプロジェクト 日向商工会議所 平成26年度地域内資金循環等事業開発検討事業