まるごと宮崎-ブログ

まるごと宮崎-ブログの一覧に戻る

2013年12月16日  カテゴリ[ブログ ]

500年目の法事

宮崎県日向市細島には「日要」という日蓮宗のド偉い坊さんが昔おったそうな。

その偉さというか賢さは尋常ではなく本山でもいまだに高い評価をもっておるそうな。

ウィキペディアにも載ってるぐらい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E8%A6%81

何やらときの天皇へアドバイスできるような人だったというから只者ではないのは確かだ。

細島で生まれ、また隠居は細島で過ごし、いまでも細島の是澤という姓は日要上人の末裔にあたるそうな。

その日要上人没後500年経ったというので、なにか行事ができないものかと地元の若手が立ち上がった。

もともと細島では毎年2月に行われる的祈念という行事の中で日要上人にお経と祝詞を同時あげる儀式が受け継がれている。

それがまた細島流だというのは、日蓮宗と曹洞宗と神社庁が仲良くこの人をたたえるのであります。

神様やら仏さんやらなんやかかんやらのややこしい壁はこのとき取っ払われてひとつになる。

そんなメッセージが細島には脈々と生きつづいているのです。

特に今年はそんなことで500年という節目なのでと若者たちはパレードを考え出した。

彼らはまったくゼロからのスタートながら、短期間によく仕上げたものであります。

素晴らしい!

さらには「まつり」というのは、こういう感じで始まっていくのだなあと

まるで500年の時を超えて何かしら小さなタマゴが孵化するところをみることができたようでとっても嬉しかったのでありました。