いざ！門川！！（その2）

走っても走っても道は狭いままで、コースアウトの不安は益々高まるばかり。流石に途中で止まりランニングバックから地図を取り出し必死になって現在地を把握しようとしました。

傍目からはマラソン練習ではなく一人でオリエンテーリングをやっている寂しい中年のオジサンにしか見られないだろうなと思いながらもこちらも必死。周囲をきょろきょろガン見しました。

すると天の助けか50Ｍ位先に一軒家が。しかもその前には家主らしい老夫婦が立っているではありませんか。

｢あの・・・・。この道をまっすぐ行けば道路に出られますか？｣

｢はぁっ？？？あんた・・道路ってどの道路な！！！｣

・・・・・どうも私は動揺すると思考と語彙が小学生並みになるみたいです・・・・。

｢どの道路って山を下る道路です（キッパリ）！｣

｢あんた、どの道路も上ったり下ったりしちょるがね・・・・。まぁええ。この道をまっすぐ行けば何時かは下るじゃろ！！！｣

これ以上この中年と話してもしょうがないと思われたようで強引に話を結論付けられました。

その後不安ＭＡＸで走ること約20分、なんとかもと来た道路に戻れました。

そのレースもいよいよ明日。怪我せず完走という目標と共に迷わず完走という目標も追加されました。